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2019年01月31日

2019年度私立医学部出願動向

2019年度私立医学部の出願動向を当校ホームページに掲載しています。
https://www.igakubujyuku.com/

例年通りの高倍率ですが、今年は近畿大学の志願者がやや減少したのが目につきました。対照的に愛知医科大学はかなり志願者を増やしています。私立医学部の志願者数は横ばい傾向といわれますが、各大学ごとの志願者数には今年もいろいろと増減があるようです。  


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2018年05月24日

酪農学園大学2018年度一般前期試験の解答例を掲載しています

系列校である獣医専門予備校ジュイクのホームページに、酪農学園大学獣医学部の2018年度一般入試(第Ⅰ期)の解答速報(数学・英語)を掲載しています。獣医学部志望の方はぜひ参考にしてください。

https://www.juuiyobikou.com/nyushi/rakuno-veterinaryclass-nyushi/  


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2018年04月16日

〈2018年度私立医学部入試における繰り上げ合格者数(2018年4月8日現在)〉

杏林大学                 一般 113
杏林大学                 センター利用 37
日本医科大学          前期約 140
日本医科大学          後期約 10
東京慈恵会医科大学  一般 103
慶應義塾大学            一般 53
東京女子医科大学     一般 39
聖マリアンナ医科大学 一般 57
東海大学           一般A 約50
愛知医科大学       一般 66
愛知医科大学       センター利用 21
愛知医科大学       愛知県地域特別枠B方式 5
藤田保健衛生大学    一般前期 30
藤田保健衛生大学    一般後期 6
藤田保健衛生大学    一般前期(愛知県地域枠) 23
藤田保健衛生大学    センター利用(前期) 10
藤田保健衛生大学    センター利用(後期) 4
関西医科大学            一般前期 約40
近畿大学                  一般前期 約20
兵庫医科大学            一般 約90
久留米大学               一般 52
※データには推計値も含みます。より詳しいデータは各大学に直接お問い合わせください。
  


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2018年04月15日

医学部と補欠からの繰り上げ合格

医学部、特に私立の医学部受験で重要な事柄の一つに、繰り上げ合格というものがあります。

繰り上げ合格とは

現在まで医学部は大変な難関となっていますが、私立の医学部では合格発表に際して、いわゆる「合格者」とともに「補欠」「補欠合格者」が発表されます。繰り上げ合格とは、医学部(医学科)の入学者数が定員割れした場合、補欠合格者の中から入学者を充足するものです。合格発表時の合格者を「正規合格」と呼び、この補欠合格者からの繰り上げ合格者と区別しています。

補欠合格者とは、この繰り上げ合格の候補になったことを意味するだけで、正式に入学を許可されているわけではありません。正規合格者は入学を辞退しない限り(入学金・授業料を払って)入学できますが、補欠合格者は繰り上げ合格になって初めて入学の資格を得ます。

補欠からの繰り上げ合格と聞くと例外的な扱いのようですが、私立医学部は、その入学者の過半が繰り上げ合格者であるのが普通です。私立医学部のトップといわれる慶応義塾大学医学部ですら、入学定員68名(2018年度)のうち、約50名が繰り上げ合格者で占められています。入学者のほぼ全員が繰り上げ合格者という私立医学部もいくつもあります。

補欠合格から入学までのステップは大学により様々です。補欠合格者の受験番号は合格発表時にホームページなどで発表するのが普通です。補欠合格者に「補欠番号」がついている場合、繰り上げ合格は補欠番号順に決まっていきます。繰り上げ合格者をその都度ホームページで発表する大学(日大など)もありますが、本人にのみ通知するという大学もあります。

通知の方法は郵送の他、電話連絡という大学もありますが、電話に出ないと次の補欠合格者に回ってしまいますので、注意が必要です。繰り上げ合格の時期も様々で、大学によっては入学式の前日(場合によっては当日)に通知が来ることもあります。

繰り上げ合格の最低点は?

このように、私立医学部の場合、補欠からの繰り上げ合格はむしろ一般的な入学のあり方です。目指すは正規合格ですが、私立医学部の正規合格者の多くは、併願する国公立に合格すると入学を辞退するという実態があります。私立医学部を目指す受験生にとっては、繰り上げ合格で入学しても万々歳、「目的は達した」と言えます。

そうすると繰り上げ合格の合格最低点が何点なのかが次の関心事です。しかし私立医学部の場合、正規合格者の合格最低点ですら明かしていない大学があります。繰り上げ合格の最低点は非公表なのが普通です。何人繰り上げ合格するかも当然ながら年度により様々ですから、一般的に言って、繰り上げ合格の最低点は正規合格の最低点以上に変動すると考えられます。

ただ、受験者全体の平均点を大学が公表している場合、ある程度推計することは可能です。受験者平均点を公表している数少ない大学の一つである金沢医科大学を例にとって考えてみましょう。

金沢医科大学医学部医学科の一般入試では、2017年の一般入学試験の(正規)合格最低点は400点満点中273点、受験者平均点は215点でした。受験者数は3382人で、第2次試験合格者数は115人となっています。さらに受験者全体の点数分布の標準偏差がわかれば、繰り上げ合格者までの合格最低点をある程度推し量ることができます。

ただし、金沢医大でも受験者全体の標準偏差は公表していません。そこでこれは推測にならざるを得ないのですが、標準偏差を32として計算すると、受験者3382人中上位115名までの点数は273.4点となります。ですので標準偏差はだいたい32としても差し支えないでしょう。

これに基づいて計算すると、仮に正規合格者115名の全員が入学を辞退するとして、改めて補欠合格者の中から115名の繰り上げ合格者を選んだとします。すると繰り上げ合格の最低点は262.7点となります。

大学の担当者の方々にお話をお伺いすると、正規合格者の最低点と繰り上げ合格者の最低点は「数点差」と聞くことがあります。10点あるかないかというぐらいでしょうか。だとすると、金沢医科大学の2017年度一般入試の場合、繰り上げ合格に必要な点数は263~265というところだったのではないでしょうか。

繰り上げ合格は簡単?

400点満点中263点なら、何とかとれるかもしれない、そう思う方もいるかもしれません。しかしこれもそう簡単ではないようです。

受験者の数が3300人以上と膨大ですから、正規合格者115名となると、受験者全体の偏差値は68以上です。263点としても偏差値は65となります。しかもこれは金沢医大の受験者数の中での偏差値ですから、全国レベルでの偏差値は65を上回る可能性もあります。

また前述のように繰り上げ合格者の数は毎年変動します。去年100人も繰上げしたのに、今年は30人のみ、ということもあり得ます。毎年の受験者の動向に目を配り、受験校を慎重に選ぶことも大切になります。  


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2018年04月12日

2018年度の本科授業が始まりました

4月9日から本年度の本科授業が始まりました。本科授業のスケジュールは以下の通りです。

〈前期〉
4月9日(月)~6月24日(日)・全11週

〈夏期講習〉
7月2日(月)~8月26日(日)・全8週

〈後期〉
9月3日(月)~11月25日(日)・全12週

〈冬期講習〉
12月3日(月)~1月20日(日)・全7週

※本科授業は集団クラスです。個別指導は随時実施しています。

生徒は朝9時から夜10時まで13時間のカリキュラムが組まれています。テストは毎日、日曜もテストや模擬試験で勉強漬けの日々となります。

受験に必要なのはまず継続力、そして集中力です。これから約9か月、勉強以外は考えないようにしなければなりません。そのための環境整備からインフィアは取り組んでいます。生徒たちが志望校に合格できるよう、教務も全力でサポートしていきます。  


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2018年03月22日

春期講習が始まります

3月26日(月)から春期講習が始まります。科目は英語・数学・化学・生物の4教科です。

《期間》 3月26日(月)~3月30日(金)

《科目》 英語・数学・化学・生物

《コース》
少人数クラス指導(1クラス2~6人)のみ



特徴①
医学部・歯学部・薬学部の受験に精通したプロ講師が指導します。指導歴は全員10年以上。机の前に立って講師が直接指導します。

特徴②
2017年度の医歯薬系入試の最新動向を踏まえた授業です。来年度合格を目指しているが、自分の実力を試したい、この時期に弱点を補強しておきたい、という方に最適です。

特徴③
完全無料です(ただし授業時間は確認してください)。

詳しい内容のお問い合わせは
医歯薬専門予備校インフィア
教務係 077-527-9801まで








  


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2018年03月12日

この時期をどう過ごすか



国公立前期の合格発表も終わり、私立医学部の合格発表も後期発表をいくつか残すのみとなりました。春休み前のこの時期、現役生も浪人生も「今は何をしたらいいですか?」と質問してくる生徒が多くいます。

現役生と浪人生ではこの時期の過ごし方は大きく異なります。現役生は、主に高校2年生を指しています。まず中高一貫の高校2年生、ついでそれ以外の私立校や、公立校の高校2年生について考えてみましょう。

前回お話ししたように、中高一貫の有名私立に通う生徒は、高校2年生が終わるころには高校の全範囲をほぼ終えています。3年生になってからはいよいよ受験対策を本格化させるわけですが、この春休み期間中に、今まで習った範囲内で苦手なところ、理解の不十分なところを総点検し、弱点を補強しておくことになるでしょう。

弱点の補強の仕方としては、単元別の問題集で苦手な単元を演習しておくとか、塾や予備校で理解できていないところを質問しておくといったことが考えられます。高校2年次にセンター試験の受験をさせている高校もありますが、センターの形式に慣れなかった人は、この時期にセンター過去問に取り組んでみることも考えられます。

公立校の2年生はそうではありません。学校のペースに合わせていたら夏休み前になっても高校の全範囲など終わりません。現役合格を目指すなら、春休みのうちに高校3年の範囲をできる限り先取りしておくことが大切です。教科書を先読みし、副教材の問題集は一通り最後までやってしまいましょう。

今年残念ながら浪人が決まってしまったという生徒は、敗因の分析が何よりも重要です。翌年合格を勝ち取る生徒は、不合格が決まった翌日から勉強しています。これは精神的にも大変苦しいことですが、やれる生徒は必ず伸びてきます。

敗因は人により様々ですが、大別すると、①勉強そのものが足りなかった、②苦手な科目や分野が克服できていなかった、③勉強法がまちがっていた、などが挙げられます。

①の場合、生活習慣の見直しが必要です。朝が弱い、ついつい遊んでしまう、スマホが手放せない、というような生徒は、翌年も同じことを繰り返すことが多いので、特に注意が必要です。本当に医学部に行く気があるかどうかも含めて、家族でよく話し合うことも大切でしょう。中には予備校に通う以前の問題、という生徒すらいます。

②も多く挙げられる理由です。自分ではよくわかった気になっていたが、試験本番では点が取れなかった、先生に質問したりしたがどうもよく理解できないまま本番を迎えてしまった、などです。「自分ではわかったつもりだった」というのはやや深刻です。入試での出来具合をしっかり点検し、解答速報などとよく照らし合わせて、どこが理解できていなかったのか、なぜ理解できなかったのか、などをよく考えておかなければいけません。

③も深刻な問題です。暗記に偏っている、参考書や問題集が合っていない、など様々なものがあります。合格した先輩に聞くなどして、どのような問題点があったかこの時期にしっかり点検しておくべきです。

5月頃から全国模試が始まりますが、ここでできるだけ良い点数を取りたいものです。3月は精神的にも時間的にもまだ余裕のある時期ですので、これまでの勉強のあり方をじっくりと点検し、今後の勉強計画を練ることにあてましょう。  


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2018年03月11日

医学部に行ける高校とは

高校入試の話題のついでに、「医学部に行ける高校」についてもお話ししましょう。

よく保護者の方々から、「膳所高校に入れば医学部へ行けますか?」というようなご質問をいただくのですが、高校によって医学部に行ける・いけないという区別があるのでしょうか。

「サンデー毎日」が毎年増刊号として出している『完全版 高校の実力』2017年度版大学入試全記録には、国公立大学に限った話ですが、各高校の卒業生に占める医学部医学科合格者の割合がのっています。

それによると、近畿地方では、医学科占有率がもっとも高いのは兵庫県の灘高校で37.7パーセント、次いで同じ兵庫の甲陽学院が25.9パーセント、京都の洛星高校が19.5パーセントなどとなっています。

上位11校までを私立高校が占めており、公立勢は滋賀の膳所が5.1パーセント、大阪の北野高校が6.8パーセント、京都の堀川高校が9.3パーセント、滋賀の守山高校が2.2パーセントなどで、私立に比べると桁違いの差がついているのが実情です。

関東圏でも上位はほとんど私立高校が占めています。北海道・東北や東海地方では公立高校が上位に来ていますが、近畿圏は関東と同じく私立優位という傾向が見て取れます。大都市圏では私立高校のほうが医学科合格者が多くなるようです。

私立医学部まで対象を広げればもう少し医学科占有率は増えるはずですが、公立校から私立医学部に行く生徒は、私立高校に比べればやはり少ないでしょう。

この理由としては、医学部(医学科)合格は私立高校にとって大きな売りの一つなので、公立校とは違い医学部進学のための特別カリキュラムを組んでいることが挙げられます。

膳所高校には理数科というコースが設置されていますが、医学科進学に特化しているわけではありませんし、進学実績から見ても、膳所に入れば医学科合格が容易になるわけではありません。

近畿や関東では、医学科合格を目標にした高校選びも重要になってくるといえます。やはり「医学科進学に力を入れている私立高校」が有利であり、灘や洛星が代表格でしょう。

しかし、それ以外の私立高校や公立高校から医学科に進学している生徒も数は少ないながら存在しています。ただ、学校の教育内容は医学科を特別意識していませんから、そうした高校から医学科に進学するには、生徒自ら対策をしておく必要があります。

滋賀や京都の公立校に進学した生徒は、こうした私立の生徒がスタート地点で優位に立っていることを自覚しながら、早めに受験勉強を始めるべきでしょう。  


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2018年03月11日

平成30年度の滋賀県公立高校入試

インフィアは医歯薬専門予備校なので高校入試には直接関係しませんが、高校選びはその後の進学にも深く関わってきます。生徒が今現在どの高校のどういうコースに在籍しているかは、医学部に進学できるかどうかを判断する上で大きな材料の一つになっていることは否めません。

そこで今年の滋賀県公立高校の入試を概観してみましょう。滋賀県の公立高入試は、2月初旬の特色選抜・推薦選抜と、3月初旬の一般選抜に分かれていますが、特色選抜は例年高倍率です。今年は特に大津高校の倍率が高かったようです。

特色選抜の問題は、主なところでは膳所高校が今年の問題をすべて公開しています。総合問題・小論文とも例年通りという感じで、事前にしっかり対策を立てていた生徒には取り組みやすかったのではないでしょうか。東大津高校は小論文だけ公開していますが、生徒の考えを理由も含めて書かせる点は例年と少し違っていたように思います。

一般選抜は先日新聞等で公開されましたが、数学がやや難化した分、国語は易化したようです。数学の大問2・大問3で主に規則性を問うのは例年通りですが、九九を図形化したり窓ガラスの面積を一次関数で表すというひねりを加えたもので、文章や図の読解力がない生徒には非常に難しかったでしょう。大問4の正方形もなかなかの難問だったと思います。

国語は分量がやや少なくなったようです。論説・随筆・漢字という出題も例年通りで、日頃から論説文や文学作品を読みこなしている生徒には取り組みやすかったでしょう。古典は、ほぼ歴史的仮名遣いのみというこれも例年通りの出題でした。社会・理科・英語の難易度にはあまり大きな変化はないという印象です。

膳所高校の合格最低点は、だいたい学力検査500点満点中400点といわれます。これは、毎年の受験者数と平均点からしておよそ妥当なラインですが、国語はかなり易化したようですので、400点より上がるかもしれません。

受験者全体の全科目の標準偏差が公表されないので仮定を含みますが、去年までのデータから判断すると、彦根東高校の合格最低点は370点、守山高校が350点、石山高校が330点前後というところでしょうか。

数学の難化がどの程度影響したかが問題ですが、国語の易化で相殺されたとすると、合格最低点は去年並でしょう。内申点もあるので一概には言えませんが、仮に400点未満で膳所に合格したとすると、入学後に授業についていくのが大変になることも予想されます。「運よく受かった」という自覚がある場合は、この春休み中にも弱点を補強して、高校からの勉強に備えておくことが大切でしょう。  


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2018年03月08日

新入生との面談で感じたこと

2月末頃から新入生との面談を進めているのですが、そこで感じるのは、やはり医学部を志すような生徒はポテンシャルが高いということです。

小学校中学校までは優等生で、高校もそこそこの進学校を出ている(在学している)生徒が多い。洛星や洛南という生徒ももちろんいますが、彼らと話していると、やっぱり頭のいい子たちだな、と思います。

そういう生徒たちでも、医学部となるとなかなか現役では行けない。大手の予備校で集団授業に出ていたけど、結局成績が伸び悩むという生徒もいます。そうして当校にやってくるのですが、こういう生徒がいったいどうして伸び悩んでしまったのかと思いますね。

それだけ医学部が大変だということですが、大変な医学部に進学するには、子供の頃から秀才だったような生徒でも、かなりの忍耐力を必要とします。勉強するというのは孤独な作業で、一人で黙々と参考書を読んだり問題を解いたりしないといけない。クラスには同級生もいるし一緒にご飯を食べに行ったりしますが、最後は一人で試験場の机に座り、入試を受けるものです。

孤独との戦いというのが一番苦しいかもしれません。少人数の予備校でできる一番のこととは、孤独へのサポートでしょう。究極は、受験は一人でするものなのですが、できる限り一人にしない、そういうサポートのあり方なのかと思います。







  


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